根治療法をする

アトピー性皮膚炎を根治させる治療となると、長い時間と根気が必要となってきます。

まずは医療機関に行き、アレルゲンの検査や投薬への反応を見るところからはじまります。アレルギーの原因である花粉やハウスダスト、動物といったアレルゲン物質が特定されたなら、それに関わらないような生活を心がけたり、炎症を抑えるための飲み薬や塗り薬といった投薬治療が行われます。
ここで使われるのがステロイドやかゆみを緩和する抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤といわれるものです。それでもだめだという人やステロイドは嫌だ、という人は漢方医にかかる場合もあります。

漢方でアトピーを治すとなると西洋医学で直すよりも各段に時間が掛かりますし、食生活や生活リズムの改善も指導対象となりますので、数年がかりは当たり前となってきます。
しかし体を構成するものを一から正常にしていくというのが漢方の考え方になるため、根治治療を本気で行いたい方にはおすすめです。気長に向き合える、絶対根本から直すという強い思いがある方には良い治療方法です。

しかしすぐにかゆみを抑えないと寝られない、気になって日常生活に支障をきたしてしまうという人には西洋医学が向いています。炎症を抑えるステロイドは規定量を超えなければ怖いものではありませんし、投薬治療は漢方よりも効きが早いです。
ただ少しずつでもお薬がいらなくなるような生活にシフトしていかなくては根治とはいきません。
根気よく頑張ることが大切です。

対処療法をする

アトピー性皮膚炎になってしまったようだけれど、時間もないし自分の勘違いかもしれないので市販の薬や自己対処でなんとか抑えることは出来ないだろか、と最初は考える方もいるでしょう。
ではアトピー性皮膚炎を治すために少しでも自分で行える対症療法はないのでしょうか。

まずアトピー性皮膚炎を悪化させてしまうことは避けましょう。
まずは乾燥を防ぎます。肌の水分が失われると肌の表面がはがれやすくなり刺激に対して敏感になってしまうと言われています。
ケアクリームや軟膏を使ってしっとりとした状態を保つと良いです。
しかし汗をかいてしまったのならすぐにタオルなどで抑えたり、優しくふき取って清潔にしたあとに塗り直しが必要です。
汗は雑菌を繁殖させてしまうので、皮膚炎がひどくなる可能性があります。夏はこまめに肌をチェックしてください。

そして一番つかみどころがない悪化原因がストレスです。
環境の変化、対人関係、仕事の重圧、社会的生活を営んでいる我々には切っても切れないものですが、これらをはじめたくさんの外的要因が心のバランスを崩させ、ひいては体にまで影響を及ぼします。
いきなりこのストレス全てから解放されるというのは難しいですが、一人で落ち着く時間を作ったり、好きな音楽を聞いたり、たくさん睡眠をとるなどして、日常から離れる時間を大切にして下さい。

アトピーの悪化の原因

アトピー性皮膚炎に悩んでいる人は増加傾向にあり、近年では自分自身がそうだと気付かず日常で慢性的な皮膚炎やかゆみに悩まされいている人も多く、あまりに長引くかゆみと肌荒れに悩まされ、皮膚科を受診したところアトピーだと診断され驚く人もいるそうです。

このアトピー性皮膚炎が引き起こされ悪化する原因は大まかに分けて2つあります。
1つは肌の免疫力の低下、もう一つは免疫機能の過剰反応です。
まず1つ目の免疫力の低下ですが、不規則な生活や日常のストレスから体調を崩すことにより免疫機能が低下します。疲れると風邪をひきやすくなったりお腹の調子が悪くなるのと同じことです。
肌と腸の状態は同じだという人もいるくらいですから、お腹の状態が悪い人は肌の調子も悪く、お腹の中で炎症が起きればお肌もこれまでに経験したことのない炎症状態になるのです。

では逆に免疫機能が元気すぎるとどうなるか。
それが2つ目の免疫機能の過剰反応です。通常ならば免疫機能が気に留めない程度の刺激にも反応してしまうことにより、ちょっとした刺激で肌荒れが生じます。
特にお肌は外部との接触が多い部分ですから、いらいらしている人をつつくと爆発するのと同じように少しの外部刺激で肌が赤くなったり、かゆみが出てしまいます。こうなると一刻も早く肌の異常サインに気づいてあげないといけません。
しかしただのかゆみなのか、アトピー性皮膚炎による慢性化する類のかゆみなのかを見分けるのは素人目では難しいことです。